当院にはパニック障害でお悩みの方が多数ご来院されます。「パニック障害」と聞くと、病院を第一に想像されると思います。

実際、当院に来られる多くの方は病院に行ったけれど改善していない方でした。

なぜこんなにも多くの方がパニック障害の症状を繰り返し何年も悩まれているのか実際に聞いてみました。

パニック障害が良くならない理由は以下のものがありました。

・薬で一時的なその場しのぎに頼っている
・メンタルの問題が解決していない
・生活環境の問題

パニック障害の対処法としては、病院では自律神経の乱れのコントロールを目的とした抗不安剤やSSRIと呼ばれる抗うつ剤などの薬を飲んで緩和していく方法が一般的です。

しかし、それでは本当の意味での改善は難しいと考えています。

理由としては、これらの薬はあくまでも薬が効いている間だけ一時的に症状を抑える効果があるといったものです。

今まで薬を使ってきたあなたはもう気付いているかもしれませんが、一時的には楽になったとしても根本的な解決には至らないのです。

パニック障害が起こってしまう本当の原因を突き止め、改善のポイントを的確に把握することこそが、早期改善につながります。

パニック障害は、自律神経のバランスが乱れ、恐怖や不安を察知する脳（帯状回・海馬・扁桃体など）が過剰に働くことでノルアドレナリンやセロトニンというホルモンのバランスが崩れ、神経伝達物質の一種であるGABAの働きが低下することで起こります。

パニック障害には３つの症状があります。

１．パニック発作

パニック発作は、緊張や恐怖や不安を過剰に脳が察知することで心と身体にずれが生じ発生します。

主な症状は、動悸、めまい、窒息感、喉の締め付け、不安、恐怖感、失神しそうな感覚、手足の震え、冷や汗などがあります。

２．広場恐怖

元々は、広い空間に恐怖を覚える事を意味していましたが、現在は解釈が広げられました。

電車や飛行機など長時間一人で外に出られない、自分を制御できない状態やパニック症状が起こった時に逃げることができない、もしくは助けてもらえないかもしれないのではないか？と恐怖や不安を抱く症状も指すようになりました。

３．予期不安

予期不安は、これまでに発作が起きた時の苦しさや怖さから「また発作が起きたらどうしよう」と不安や心配をすることです。

過去に発作が起こった経験がある場所や状況（飛行機や電車など自由に乗り降りができない、トンネルや高速道路など）に不安や恐怖を感じ、それらを避けたり出来なくなったりします。

そしてパニック障害の方に多いのが『肋骨の硬さ』です。

肺を動かす肋骨の動きが悪いと、普段から息が深く吸えなくなり、呼吸が浅くなります。

その状態で恐怖を察知するとさらに呼吸が浅くなるので、パニック障害特有の息苦しい症状を発症します。

パニック障害を長くかかえていると、うつ症状を併発する場合もあり、外出や仕事など日常生活にまで支障をきたすという方も少なくありません。

できるだけ早めに根本的な対策を取ることが大切です。

パニック障害に深く関わってくるのが「自律神経」です。

自律神経は、活動やストレスを司る交感神経と、睡眠やリラックスを司る副交感神経の２種類がシーソーのようにバランスをとって機能しています。

しかし、そのバランスが崩れ、自律神経の中でも身体を興奮させる役割を担っている交感神経が常に緊張状態になってしまう事で、パニック障害を引き起こしてしまいます。

交感神経が過緊張になるのは次の要素があります。

１．精神的ストレス

人間関係の悪化、家庭内の不和、仕事などのプレッシャーなどにより、感情を感じる脳にストレスがかかり交感神経が過緊張状態になるケース。

２．肉体的ストレス

昼夜逆転の生活、働き過ぎなどの生活を続ける事で、体を興奮させる交感神経に過度な負担がかかり過緊張になるケース。

３．生活環境のストレス

食生活の乱れ、飲酒やタバコの吸いすぎ、薬の過剰摂取、食品添加物や保存料の継続摂取などにより、内臓に負担をかけ続け、内臓をコントロールしている自律神経が乱れ、交感神経が過緊張状態になるケース。

交感神経の過緊張が続いていると、身体が限界になったときにパニック障害を発症します。

また、働き過ぎている交感神経をそのまま放置していると、やがて疲労して機能低下を起こし、今度は副交感神経ばかりが働くようになります。

すると、朝起きれない、何もする気が起こらない、アレルギー、湿疹や痒み、うつ状態などの症状が引き起こされる場合もあります。

そのため、できるだけ早く対処をすることが大事になってきます。

実はパニック障害になられている方には、身体に明確な反応があります。交感神経の過緊張を和らげパニック障害を改善させるために、その明確になった原因を調整していきます。

ステップ１.自律神経専門整体

まずはあなたの交感神経が緊張状態になった原因を特殊な筋力検査（キネシオロジー検査）で特定していきます。そして特定した原因に対して自律神経専門の施術を行なっていきます。

ステップ２.頭蓋骨・背骨の調整

自律神経が長期化している方に共通するのが、頭蓋骨と背骨のゆがみです。

背骨には交感神経の中枢、頭蓋骨の延髄に副交感神経の中枢があり、それぞれの神経に乱れがあると対応した箇所に硬さや歪みが起こります。

ここを調整する事により、パニック障害が一時的に改善するだけでなく、この先再発することを防ぐことができます。

ステップ３.肋骨（呼吸）の調整

パニック障害を起こしている人の共通点として、背中が丸くなり肋骨が閉じてしまい呼吸が浅くなっているという特徴があります。

呼吸が浅く速くなると交感神経を優位にさせてしまうため、改善に時間がかかってしまいます。

そのため当院では肋骨や背骨を開放し、呼吸が深く吸えるようになるための整体法を取り入れます。

そうすることで自律神経を整えるだけでなく安定させることができるのです。

こういった本質的なところを施術していくことで、薬や漢方だけではできなかったところまで改善することができます。

もう薬を減らしたい！やめたい！と思われている方ほど、一度当院へご相談ください。

一緒に元通りの生活を取り戻しましょう！